今ではどこにあったかわからない。川向こうといった意味の庶民的な一劃トラステヴェレの
レストラン街、長屋状に並ぶ料理店の一軒で、何の変哲もない店だった。 夏は裏の舗装もしていない5平米位の空地で食事をしていると傍の葡萄の木に やもりがへばりついていたりするが、冬、お客も途絶えた夜になると親父が厨房から 客席に出て来て手品をやってくれる。その中で客にトランプの中から一枚を選ばせると 又挟み込むとトランプを全部天井に放り上げる。 札は客席にバラバらと落ちてくるが 選んだ1枚だけは天井に張りついて、そんな札が沢山天井に残っている。 親父と仲良しになってよく通ったものだが、そのうち店ごと何処かに行ってしまった。
by pincopallino
| 2006-07-07 09:14
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