料理店の種類の説明の時にも一寸触れたローマの高級レストラン、オステリア デル
オルソは綴りの関係上デッロルソと発音するが、2階、3階がレストランになっていて 階によって値段が違う。レストランで食事をする客も全て1階のサロン風になったバーを 通らなくてはならない。バーにはいずれも自分のジャケットを出しているようなギター 弾きとピアノ弾きがいて、かけあいでローマの戯れ歌、それも戦争前の古い曲を聴かせて くれたりした。集まっている客は国会議員だの弁護士だの医者だの、会社の役員といった ローマの上流階級の人ばかり。とはいえそこはイタリア人だから皆気がおけなく和気瞹々 とした雰囲気だったが、時にはバーを通って上のレストランに往来する人達の歩き振りを ピアノとギターに真似させることがあった。そんな真似をされた貴婦人の一人。ふと 立ち止まると髪の毛の中で満艦飾のイルミネーションが光った。丁度クリスマス前なので 皆で拍手喝采したことがある。この店、今でもあるが模様替えしてしまって古き良き 時代のローマの雰囲気が消えてしまった。
by pincopallino
| 2006-06-28 10:20
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